ココロWEBサイト・トップページへ お問い合わせフォームへ 企業情報ページへ
spacer
spacer
2009年03月19日 (独)産業技術総合研究所開発の『HRP-4C』に関するお知らせ

3月16日、筑波にある独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)知能システム研究部門ヒューマノイド研究グループは女性型ヒューマノイドロボット(サイバネティックヒューマン・Cybernetic Human)「HRP-4C」を発表しました。
弊社は、開発プロジェクトの入札を経て顔と手、外装デザインを請負いました。

※産総研リリース画像


■二足歩行ロボットと弊社のアクトロイドのような容姿が融合したら、どんなにすばらしいだろうという、ココロスタッフの夢が、思いがけなく叶えられる機会をいただき、メカ、外装スタッフもこれまでとはまた違った試みに挑戦しました。

■アクトロイドの特徴であるエア駆動は今回は使わず、モーター仕様で設計。設計や外装技術にはアクトロイド造形・製造技術が惜しみなく注ぎ込まれています。

■造形のコンセプトは、現実の人間から型取りをしたかのような造形にはせず、生物特有の微妙な凹凸やシワ、小鼻の造形などはあえて省略し、生々しくなりすぎるのをセーブしています。
気になるその理由は、アクトロイドは歩くことができないかわりに、可能な限り人に近い動作をさせる事が目的でしたのでたくさんのアクチュエーターを盛り込むことができ、またメカレイアウトも比較的自由度が高く、こうしたメカ仕様とのバランスで外装とのリアリズムが生きています。
一方、HRP-4Cは、メカの省スペース化に伴い、稼働部分の優先度は歩行に関するものが当然高く、肩関節の上下前後といった動作仕様は省略されています。こうした仕様の特徴や特性から今回のような完成イメージを組み立てました。

■このコンセプトを受け、極端に例えるなら同じ顔を描くにしても写実デッサンとアニメ的表現とあった場合、気持ち後者寄りのアレンジをかけ、瞳のサイズや目の位置、鼻の穴など、微妙な調整や造形上の省略等が施してあります。

▲虹彩はシャッター状のデザインになっています。(工場内にて撮影)


■ボディデザインについては、人間シミュレーターとしての用途から、衣服を着せる想定もあるので、なるべくメカ的な装飾性を無くしました。腰のベルト状の部分は、内側にメカがある為で、ベルトのように出っ張らせる事で、腰パーツのラインが腹部のくびれに向かってラインが収束しているように錯覚させるためのものです。
ボディー外装スタッフも、メカギリギリまで追い込んで造形しました。
■産業技術総合研究所 
http://www.aist.go.jp/
■知能システム研究部門 
http://unit.aist.go.jp/is/index_j.html
■プレスリリース http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090316/pr20090316.html

<<<前のトピック Topページに戻る  次のトピック>>>


■トピック一覧ページ■

spacer

企業情報  |  お問い合わせ  |  サイトマップ  |  Copyright(c) 株式会社ココロ